登山では気象情報を握ることが非常に大切となります。せっかくの山行も天気次第では台無しですし、場合によっては気象の読み違いによって命を落とす可能性もあります。事前に気象情報を把握し、その登山計画中のリスクや計画中止に関する自分なりの考えを持っておくことが必要です。
ただし、登山においては最初からご自身で予測を立てることはほとんど不可能です。今回は私が実際に利用しているオススメの気象サイトをまとめました。登山前の情報収集や普段の山岳j気象学習に活用してください。
山行前日~当日の情報収集に
てんきとくらす
行楽地の天気予報等をしているサイトです。山の天気ページでは、気温や風速等を元に登山指数をA~Cで発表しており、登山前に山のコンディションを客観的に見る一つの指標になります。数値計算の結果を元に決めているため、単純に「Aだから安心!Cだから登ってはいけない!」という訳ではありませんが、天気図等から読み取った自身の考えの大筋があっているかどうかを確認する等、登山初心者の頃からよく参考にしております。
SCW
雲、雨域、気温、等様々な情報の数値予測をみることができます。長期的な数値予測にはまだブレがありますが、アメダス等と合わせて当日午後の予測や次の日朝の天気を考える際によく使用します。

Windy
このサイトもSCWと同様様々な数値予報をみることができます。英語のサイトですが、直感的に操作できるようになっているため、心配する必要はありません。また、高度も自在に選べるため、自身の登る山の高度に合わせて気温や風速を予想することができます。山頂で宿泊を考えている場合、夜の気温が何度位まで下がるか分かれば、安心して装備を選択することができますね。

普段の勉強に
気象予報士Kasayanのお天気放談
「パイロット訓練生が選ぶおすすめ本5冊!(気象編)」でも取り上げていますが、このサイトでは、毎日の気象に関する解説を非常に細かくされており、見ているだけでも非常に勉強になります。また解説してくださるKasayanさんは、現在長野県にて登山家に気象を教えておられます。

気象を味方につけよう!
どんな登山でも、天気を味方にできるか否かで大きく得られるものが変わります。気象を学び、体力を上手く温存することによって危険を回避できますし、場合によっては雲海などの美しい自然現象を見ることができるかもしれません。
そうはいっても本を読むだけの勉強はつまらないものです。分かりやすいところから少しずつ学び、自分なりの考えを持って山に登り、また家に帰り学び続けることで、確かな実力を身に着けることができます。天気が読めるようになると山行はより楽しいものになりますよ!一緒に頑張りましょう!
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